【マンガ紹介】うんちくなしの『ここはグリーンウッド』
久しぶりのマンガ紹介。
というのも数日前、YouTubeである1曲を検索したのがきっかけ。
30年も前の作品の、しかも『サウンドトラック』の1曲をふと思い出したのか、謎。
でも当時大好きでよく聞いていた曲でした。
声優さんのキャラソン。
当時は声優さんには疎かったけど(今もあまり知らないか)、
この歌を歌っているのは
岩田光男さん:AKIRAの金田正太郎、ONEPIECEのイワンコフ、ダイの大冒険のザボエラ
関俊彦さん:忍たま乱太郎の土井先生、YAWARAの松田さん、鬼滅の刃の鬼無辻無惨
お二人とも今では渋いキャラやドスの効いた特徴のある声など、個性的なキャラもこなすベテラン声優さん。
この曲は作詞が原作者の那須雪絵先生で、2人の関係とか背景とかよく表現されていて、曲調もかっこいいです!!
そんな『ここはグリーンウッド』はこんな作品!!
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『ここはグリーンウッド』とは
『ここはグリーン・ウッド』は、那州雪絵先生が白泉社の雑誌『花とゆめ』に1986年から1991年にかけて連載した少女マンガ。
以前『今週のお題』で触れた『ぼくの地球を守って』と同じ、花とゆめから出ている作品です。
(少女マンガの枠に収まらないこの作品…花とゆめ、恐るべし!!)
ちなみにこちら、
実写でドラマ化されたのと、OVAでアニメにもなっていました。
1979年生まれののダメが小学校低学年には連載開始していたんですね~。
しかしのダメが激ハマりしたのは中学生でした。
鮮明に記憶に残っている理由。
のダメは中学時代、マンガが読めるという理由でイラスト部に所属していたのです。
そのイラスト部が主となる活動の1つに、体育祭で使用する4色の色組ごとに設置する大パネル作成がありました。
のダメは【題材の提案】と【色塗り】の担当でした。
(イラストがお粗末な部長でしたので)
それに使用したのがこの『ここはグリーンウッド』
テレビ放送していたアニメを題材にする組が多かった中で、マニアックな選択でした(苦笑)
が!!
ここはグリーンウッドといえば、学園モノ!!
体育祭のシーンももちろんあり、創作意欲が掻き立てられ…
いえ。完全な個人的シュミの選択でしたね…。
あらすじ
蓮川 一也は初恋の女性すみれが実の兄一弘の妻(つまり兄嫁)となったことでいたたまれず、全寮制の名門男子高私立緑都学園に猛勉強の末に合格し、入学するはずだった。しかし事故や入院などの「不幸の畳み掛け」により、通学と入寮は5月に入ってのことに。緑林寮入寮早々、一也は同室の如月 瞬が「実は女性」だという「真っ赤な嘘」にまんまと騙される。その黒幕は寮長の池田 光流と生徒会長の手塚 忍だった。真面目で虚弱体質というツッコミ役のすか、陽気なボケ役だが陰のある光流、確信犯的知能犯でクールだが怒らせるとおっかない忍、脳天気な瞬の4人を中心に「ボーイズラブまでアリ」のドタバタコメディが展開される。 wikipedia より
『ボーイズラブ』とありますが、健全です!!
(もちろん腐っている人も楽しめます!!)
というよりほとんどギャグなので!!
高校生のメインキャラ4人が本当に濃くて、というか『緑林寮=グリーンウッド』の寮生が濃い!!
キャラクター
マンガPark より
(左・赤髪)主人公で不幸体質の主人公『蓮川和也』、通称すか(ちゃん)
いじられキャラですが、それは個性的な面々の愛情表現故え。
2年生になってからは光流先輩の後を継ぎ、グリーンウッドの寮長となります。
光流先輩の次くらいに女運がない!!
走るのはとても早い。
最後の最後で主人公らしいエンドを迎えます!
(真ん中上・茶髪)すかちゃんの1年先輩で、2年生までグリーンウッドの寮長だった
『池田光流(みつる)』
特技は下まつげを抜いても30秒で生えてくる。
顔面の怪我がすぐ治るという、アイドル顔の美青年。
めっちゃモテるけど、女運は皆無。
あ、あとお酒が強くて「12の3」で自由自在に吐ける!!
(高校生ですが、当時はこういう事情もゆるかったですね)
成績優秀、スポーツ万能、女装もべっぴん!! 実はブラスバンド部の幽霊部員という以外設定もたまらん!!
お調子者でガキ大将っぽい、いじわるだけど面倒見がいい。
あ、ここまで書いたらのダメの推しキャラであることは一目瞭然ですね!!
(真ん中・長髪)すかちゃんの同室『如月瞬』
キレイな長い髪が自慢なので切らないだけ、女の子が好きな立派な男の子です。
3年連続で体育祭のチアガールをしているくらいの美少女顔だけど、中世的な部分もありながら、ずけずけ物をはっきり言う真の性格は男っぽい。
しっかり者で、実家は旅館の長男です。
(右・銀髪)長野出身、悪いお金持ち(政治家)の令息で光流先輩と同室の『手塚忍』
クールで美形、頭脳明晰の生徒会長だけど、生徒会選挙で裏工作をしたり、体育祭や学園祭では金銭を絡めた博打の首謀者だったりと、策略家。
霊感があり、霊が見える…。
生徒会選挙の時のある事件から光流先輩と対峙。
それまでの仮面が剥がれるけれど、それでも生徒会役員に決まります。
忍先輩にとっては光流先輩に対して【借りができた】と思っていて、そこから2人の友人関係が始まるのです。
のダメも例のごとく光流先輩と忍先輩のカップリングに萌えた、1人です…。
nariseriri より
これ、ギャグですよ、ギャグ!!
この2人は特別な仲で(⁉)、ずっと一緒にいてほしいのです。
どうしてそんな仲なのかは…ぜひ原作を読んでいただきたい!!
紹介ポイント
寮の1室をゲーセン化したり、寮内で宗教の布教活動を行ったり。
本物のボーイズラブがあったり、幽霊が出てきたり、学園祭の劇では大掛かりなコスプレ披露があったり。
あー、男女逆転設定の桜林寮のネタも面白い!!
入学式、進級、部活動、学園祭に体育祭、アルバイトに夏休み、帰省にバレンタイン!!
当時中学生で、同じ学生とはいえ高校生はとても大人で未知の学校生活。
しかも(男子)寮生活なんて…。
萌えるでしょうっ!!
(当時は『萌える』なんて言葉なかったなぁ。しかしあの感情は…ソレ!!)
こちらもぼく地球同様、現在も単行本を所持しています。
このブログ書いていてまた読みたくなった~!!
舞台が男子寮で、絵のタッチも性別問わず入りやすいと思います。
ギャグ満載だけど、学生時代を思い出す懐かしさと、
高校生活っていう、充実した時間だからこそ全力で、短く儚い時間が描かれています。
ノスタルジックにもなれるこの作品、男性にもオススメです!!
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