40代パートが、20代前半の社員(元部下)に翻弄されております…
プロローグ
アパレルショップで展開される、複雑でありきたりな人間関係。
売上向上とスタッフ教育に奮闘してきたその女は、チューニングをしたギターの弦のように絶妙な張り感があった。
疲労は感じつつも、充実感があった。
伸びていく売上。周囲からの期待。
やりたいこと、やらねばならぬことは頭の中にある。
時間が足りない。
しかし、弦は軋む。
時間の流れを正常に感じないほどの殺伐とした日々は、張り詰めたその弦が小さく悲鳴を上げていることに気づかなかったのだ。
いつからその変化は起きた?
彼女が現れてから?
いや、原因はどこに?
…今となっては、その原因を探っても、その女が真に救われる道はないのだ。
登場人物
のダメ:42歳。元社員で元店長。 「…」(あたし、もうパートなんですけど…)
令和ちゃん:23歳。入社1年。 「…」(指示を仰がない)
あとがき
っておい!! 本編は!?(笑)
小説風にしてみたのですが、
まずあとがきのようなことを記させていただきます。
産業医でも精神科医でもないのダメが、自分の体験をもとに同じ思いをしている人に言葉を届けたいと思っても、こんなのなんの助けにもならないのです。
結局境遇は似ていても、感じ方・考え方は100人いれば100通り。
「わかる―」と共感の気持ちが心をほぐしたり、
「そういう考え方があるのか」と冷静になれたり、
「それは私の場合には当てはまらない」と自分の意見が強くなったり、
「私にはそんなふうに思えない」と余計に自信を無くすことさえあります。
冷静に物を考える気になって、情報を収集しようとしても。
ネット、書物、人の言葉。
解決するための言葉が書いてあることはないのです。
と。
これはのダメの経験談の話。
でもまあ、吐き出したくなりますよね。
同じ思いをしている人がいたら意見を聞きたくなるし、自分の思いややってきたことに理解してほしい、よくやったと褒めてほしい。
心のどこかで相手の方を非難してほしい。そんな気持ちもあるでしょう。
もしくはぐうの音も出ないほど、納得できる意見で論破してほしい(優しい言葉で、だけど)
まあ、結局は自分で乗り越えるしかないと思っています。
忘れたり、スルーしたり、別のことで発散したり、裏でこっそり動いたり動かしたり、
当人を殴ったり。
…はしませんが。
なのでこれからこういった心の叫びを吐露する日記を残すことがあると思いますが、
意見を求めるでも、心の叫びを訴えるでもなく、
自分の【備忘録】として、残そうと思います。
その年齢、その状況で、のダメがどう感じたか。
お見苦しくて、すみません。
なので、箇条書きで!!(笑)
ココロノコエ(いつかぶちまけてやりたいこと)
2022.6.15(水)
✔️販売員が土日(2日)に体調不良で欠勤。それって結構大事なのに、病院行ってきましたとかの報告ないし…(以前店長時代に体調不良の多さに「病院に行ってもらって」といったら、「その言葉はトラウマなんです」と言われ、以来こちらから言えない)
⇒本当に心配してもらえるように病院には行けーーーー!!!!(へたくそ)
✔️作業の多い1日。のダメと現店長(元のダメの部下の副店長)で作業中。
何かしましょうかと声をかけてくれるわけないので(日常茶飯事)、お客様対応を任せる。が、あれ、お客様に声かけてない?
「令和ちゃん、あのお客様声かけてます?」「まだです」
…何してたの~~~??
⇒出たー!! 指示待ちちゃん!!
✔️のダメは明日休みのため、仕事をキリ良く終わらせるために無給の15分残業。
「明日人数少ないですもんね、ここまで終わらせておきました」「お疲れ様でした」
…それだけ~~~⁉
⇒「嫌われる天才なの⁉」
エピローグ
どこにでもいる、【令和の若手社員】です。
この手の部下の指導・教育に関わる書物や記事などたくさん読んできました。
多くの書物で優秀な上司の方たちは、ほとんど同じ指導を推奨しています。
現代の若い世代の生態を理解し、こちらが合わせる。
承認欲求は強い、しかしみんなの前で褒めてもよくない(周囲と違うことをされるのが嫌)
指示待ちは当たり前、詳細で具体的な指示を与える。能力はあるのだから。
やる気のない部下には、あえて責任と成果がわかりやすい業務を担当させる。
諸々、散々試しました。
わからなくなりますね…。
そして心が叫ぶのです。
めんどくさっっ!!
のダメの方がおねいさん(年上)だからでしょうか?
先輩だからでしょうか?
仕事ができるから? 合わせてあげる余裕があるから?
そんなん疲れんじゃんっ!!
そのやり方で成果が出ていたら変わったのでしょうか。
しめしめ、操縦されてるとも知らずうまく動いてくれるわぁ、可愛いやつめ。
なんて風になっていたのでしょうか。
やり方の道筋は間違っていなかったかもしれません。
だけど、その地図は障害物も多く、立て看板は二人の共通言語ではなかったようで、
ゴールを目指す道は、見つかていません。